心の傷を癒やすホメオパシーのレメディー


前回の「抑えた感情はどこへいく?」

でお話したように、


うつにいたるまでには誰もが、

苦しい感情、トラウマ、怒り、悲しみ、嫉妬、絶望などを

経験されてきたはずです。


その一方で、

自分の心の傷や

感情を直視するのがツライから、

僕たちは抑えたり、

 

無理に辛い状況をポジティブに捉えようとしたり、

 

目を背けるための依存物に走ってしまいます。



でも、

心の傷を癒し

抑えた感情を開放し、

うつから抜け出すためには、

いずれ、自分の本心と向き合う必要があるのです。



けれど、

うつになるまで感情を抑えてきたってことは

感情を抑えることが当たり前になりすぎていて、

自分の本心がもうわからない

という場合がほとんどでしょう。



そのような心の傷や

抑えた感情を呼び起こしてくれるのが

ホメオパシーのレメディーなのです。



ホメオパシーは

「似たものが、似たものを治す(同種の法則)」

という原理に基づいて

抱えている病気の状態と

似た状態を引き起こす力のあるレメディーをとります。


すると私たちの体は、

いまの自分の状態をより強く認識し、

自己治癒力をより強く働かせることで、

問題が解決されるのです。



ホメオパシーは

 

うつなどの心の問題にも適用されます。


たとえば、

怒りを抑えてきた人が、

怒りを引き起こす力のあるレメディーをとると、


自分の中に溜め込んだ怒りがあることに気づき、

それを解決しようと自己治癒力が動き出します。


レメディーは、

 

過去に抑えてしまった感情や

 

心の傷を呼び覚まし、

 

癒し、

 

解消することを助けてくれます。

 



以下に心の傷を癒すレメディーをいくつかご紹介します。

◇悲しみを隠してきた人、泣けない人 Nat-m.(ナイチュミア)

◆失恋、別れ、失望からの不調に Ign.(イグネシア) 

◇人から不当に扱われ、表向きは穏やかでも怒りを溜め込んでいる人 Staph.(スタッフィサグリア)

◆仕事や受験の失敗など自信喪失からの問題 Lyc.(ライコポディウム)

◇広場恐怖、閉所・高所恐怖症やパニック傾向 Arg-n.(アージニット)

◆憎しみ、嫉妬からの不調 Lach.(ラカシス) 

◇夜に頭が冴えて眠れない Coffea.(コフィア)

◆完璧さを求め自分に厳しいがそれさえ自覚していない、頑張ることが当たり前 Aur.(オーラム)

◇アレコレと考えすぎて疲れてしまい気が立ってしまう Kali-p.(ケーライフォス)

◆神経の損傷や気分の落ち込みに Hyper.(ハイペリカム)

◇体内時計を整える、昼夜逆転生活の方にPassiflora(パッシフローラ)

◆離薬時の精神安定を助ける Avena sativa(アベナサティーバ)


今では、インターネットでたくさんの種類のレメディーを

購入することができます。

書籍もいろいろと出ているので

セルフケアをされるのも

良いかもしれません。


しかし、

 

薬を長期摂られてきた方や

抑圧した感情が大きく

 

表出したら手に負えるか心配な場合は、

 

ぜひご相談ください。

 

 

対面での相談会だけでなく、

 

電話、スカイプやZOOM、メールでの通信相談は

 

全国からご利用いただけます。

 

 

 

⇒第6話「うつを繰り返さないために」